使わないけれど、捨てるのが惜しい思い出の品や、誰かからもらった大切な贈り物、どう処理すべきか迷ったことはありませんか?
今回は、そうした思い出の品を後悔せずに整理するためのコツをご紹介します。
物の整理を通じて、心と家の中をスッキリさせましょう。
風水の観点から見ても重要!手放せない思い出の品の影響とは?
使っていないけれど捨てられないもの、家のあちこちに眠っていませんか?
収納スペースを圧迫するだけでなく、風水的にも良くない影響を与えることがあるそうです。
詳しく見ていきましょう。
家中に散らばっていない?なかなか捨てられない思い出の品
思い出の品とは、今後使う予定がないにもかかわらず、感情的な理由で手放せないもののことです。
こうしたものが部屋中に点在していると、整理整頓の妨げになることがあります。
思い出の品を整理するのは難しいですが、まずはカテゴリーに分けて少しずつ進めるのがコツです。
古い・壊れた・使わないもの=運気を下げる?
風水的には、古くなったり壊れていたり、長期間使われていないものには陰のエネルギーが溜まり、運気を低下させると考えられています。
もし思い出の品がほこりをかぶって放置されているなら、見直しが必要です。
一方で、日々楽しんで使っていたり、見るたびに心が明るくなるようなものは、陽のエネルギーを引き寄せ、運気を向上させると言われています。
ただ単に持ち続けるだけでなく、今の自分にとって本当に必要かどうかを考えることが大切です。
整理方法① なんとなく保管してしまったもの
思い出の品といっても種類はさまざまです。
今回は、それぞれの思い出の品をどう分類し、どのように整理すればよいかについて、順を追って説明します。
まずは、多くの家庭にありがちな「なんとなく溜まってしまったもの」についてです。
年賀状、給与明細、名刺、レジャーのチケットなど
「なんとなく保管してしまったもの」には、次のようなものが含まれます。
- 年賀状
- 名刺
- レジャーや旅行のチラシ、半券
- 給与明細
これらは最近見返しておらず、整理が行き届いていないことが多いのではないでしょうか。
これらを「なんとなく溜まってしまったもの」として分類し、整理していきましょう。
整理のルールを決め、保管期限を設けよう
「なんとなく溜まってしまう」原因は、明確な管理方法や保管期限が決まっていないためです。
まずは、整理のルールを決め、それ以外は思い切って処分することで、不要なものを溜め込まずに済むようになります。
たとえば、年賀状や給与明細はファイルにまとめて「3年間保管する」など期限を決めるとよいでしょう。
レジャーの思い出を残したい場合は、「ファイルがいっぱいになったら見直して不要なものは処分する」などのルールを作るのがおすすめです。
また、写真やアプリでデジタル化すれば、実物を手放しても、思い出をいつでも見返せる状態を維持でき、スペースの節約にもつながります。
分類方法② 使わなくなった贈り物
次に取り上げるのは、使わないまま保管されている贈り物です。
もらったはいいけれど、一度も使わずにしまい込んでいるもの、思い当たるものはありませんか?
友人や親戚からもらったけど出番がないもの
使っていない贈り物とは、友人や親戚からもらったものの、自分の好みやサイズに合わず、結局使わずに放置しているものです。
まだ新しくて捨てるのが惜しかったり、贈ってくれた相手を思うと簡単に手放しにくい物が、押し入れやクローゼットに眠っていませんか?
使わないものは思い切って処分
収納に余裕があり、贈り主との関係性を考えて捨てにくい場合は、無理に処分する必要はありませんが、今後も使う予定がないものは思い切って手放すのも一つの手です。
贈り物に感謝の気持ちを表すことができたなら、それで十分役割を果たしたと考えてよいでしょう。
限られた収納スペースを有効に使うため、一定の期間が過ぎたものは整理して処分することも大切です。
分類方法③ 人生の節目で増える思い出の品
次に見直すべきは、子どもの成長や人生の節目ごとに増えていく思い出の品です。
年齢を重ねるごとに溜まっていくこれらの品々も、どのように整理するかを考える必要があります。
学校の教科書やアルバム、昔の仕事関連の資料、子どもの成長記録など
人生のイベントで増えていく思い出の品には、次のようなものが含まれます。
- 学校時代の教科書
- アルバムや写真
- 以前の仕事で使っていた資料
- 子どもの成長の記録や作品
- 結婚式などの記念アイテム
- 手紙やカード
これらは大切な思い出が詰まっているため、なかなか捨てづらいものが多いですね。
特に子どもがいる家庭では、幼稚園や小学校での作品がどんどん増え、整理が追いつかないということもよくあるでしょう。
すべてを保管するのは大変!少しずつ減らしていくのがコツ
ライフイベントに関連する思い出の品は、全てを保管するには相当なスペースが必要になります。
時間が経つにつれ、昔のものに対する執着が薄れていくこともあるので、定期的に見直して徐々に整理していくことが大切です。
写真はデジタル化してアルバムを減らしたり、特別なものだけを集めたベストアルバムを作るのも一つの方法です。
また、取っておきたいものはただ収納するのではなく、飾るスペースを作って見せる形で保管するのもおすすめです。
家族に見せたいかどうかを基準にして、保管するか手放すかを考えると良いでしょう。
思い入れが強いものは無理に処分しなくても大丈夫
中には、特別な思いが込められたものや、精神的に大切な存在となっているものもあるかもしれません。
そのようなものを無理に捨てると、後で後悔してしまうことがあります。
自分にとって本当に重要な品物は、無理に手放さず、大切に保管しておくのも一つの選択です。
迷っている場合は、すぐに捨てずに、時間をおいて再度判断すると良いでしょう。
写真やフィルムのデジタル化は専門業者に頼むと安心
思い出の品を整理するには、気持ちや時間に余裕が必要です。
特に、写真やフィルムをデジタル化する方法がわからない方も多いかもしれません。
そんな時に便利なのが、専門業者のサービスです。
写真の整理は手間がかかり、昔のフィルムやビデオをデジタル化するのは技術が必要です。
そんな時は、写真やフィルムをデータ化してくれる業者に依頼すると良いでしょう。
アルバムをスキャンしてデジタルデータにしてもらえば、スマホやパソコンで簡単に閲覧でき、DVDやブルーレイに保存することもできます。
これにより、かさばるアルバムをデジタル化して、収納スペースを大幅に削減できます。
忙しくて整理が進まない方や、自分でデジタル化する方法がわからない方は、こうしたサービスの利用を検討してみてください。
デジタル化業者を選ぶ際の注意点と料金相場
写真のデジタル化サービスの料金は、業者や依頼内容によって変わります。
アルバムやフィルム、バラ写真など、対応できる範囲も異なるので、よく確認しましょう。
古い写真をスキャンし、色あせた部分を修復してくれるサービスもあります。
料金の相場は、60ページ程度のアルバム1冊をデータ化する場合、約5,000円程度が目安です。
思い出深い卒業アルバムなどもデジタル化するのも良いアイデアです。
業者を選ぶ際は、複数の業者を比較することが大切です。
ホームページや電話でサービス内容をしっかり確認し、近くに店舗がある場合は直接訪問して相談してみると良いでしょう。
まとめ
思い出の品を整理するのは簡単ではありません。
後悔しないよう、一つ一つ丁寧に見直し、どうするか考えることが大切です。
ご紹介した方法を参考に、自分にとって本当に必要なものを判断し、保管するか手放すか決めましょう。
また、写真のようなかさばるアイテムはデジタル化することで、スペースを大幅に節約できます。
デジタル化サービスを提供している業者も多くあるので、ぜひ利用を検討してみてください。