部屋が乱雑で片付けるのが大変な方へ、どんな部屋でも使える効果的な整理法をご紹介します。
ここではリビングの片付けを例に説明しますが、この方法なら片付けが苦手な方でもステップに沿って進めるだけで、すっきりとした部屋にすることができます。
ステップ1:整理の目標を明確にする
整理後の部屋のイメージを具体的に描きましょう。
例えば、新しい北欧スタイルのサイドボードを整えて花瓶を置くスペースを作る、またはシンプルなミニマリストの部屋を目指すなど、具体的な目標を紙に書き出したり、イラストで表現すると良いでしょう。
ステップ2:小さな場所から片付けを開始する
一気に部屋全体を片付けようとすると挫折しやすいため、小さな場所から始めて、少しずつ整理の経験を積んでいきましょう。
例えば、子供のランドセルや服、ソファの上にあるものを整理することから始めるのが効果的です。
ステップ3:整理完了後のご褒美を設定する
片付けを始める前に、終えた後のご褒美を決めておくことで、モチベーションを高めます。
例えば、あるエリアを片付けたら好きな番組を見る、読書を楽しむなど、片付けを阻害しない範囲でのご褒美を選び、即時に楽しめる食べ物などもおすすめです。
ステップ4:集中を妨げるものを排除する
集中して片付けを進めるため、スマートフォン、テレビ、パソコンなどの気を散らす原因となるものは電源を切りましょう。
電話は留守番モードに設定すると良いですね。
また、周囲の人に邪魔されないよう、ひとりでいる時間を有効に使うのが最適です。
ステップ5:タイマーで作業時間を管理する
希望に応じてタイマーを10分、30分、45分、または1時間にセットしましょう。
初めての場合は短時間から始めることをお勧めします。
タイマーがない場合は、時計を確認しながら作業を行います。
片付け中にわざわざタイマーを買いに行くのは避け、次に100円ショップに行く機会に購入を考えてください。
ステップ6:具体的に片付けを行う
作業を始める前に、ゴミ袋や箱を2つ用意しましょう。散らかったものを次の3つのカテゴリーに分けてください:
1)部屋に残すもの
頻繁に使うアイテムで、それがその場所に適している場合、指定の場所に保管します。保管場所がなければ、新たに定位置を決めましょう。
2)部屋から移動させるもの
頻繁に使うものの、その部屋には不適切なアイテムです。
例えば、使用後のティーポットやマグカップはキッチンへ移します。
3)どこにも置かないべきもの
不用品は直接ゴミ箱に捨てましょう。
例としては、使い終わったインスタントラーメンの容器や空のペットボトルがあります。
これらは再利用せずに廃棄することを優先します。
片付けをタイマーが鳴るまで続け、タイマーが鳴ったら全てのゴミを処理します。
ゴミは寄付、売却、廃棄など適切に分類し、無理に売ることなく作業をシンプルに保つことが重要です。
片付けを成功させるためのポイント
●タイマーが鳴ったら作業を終了
設定したタイマーが鳴ったら作業を止め、自分自身にご褒美を与えましょう。
無理せず計画的に行うことで疲労を避けることができます。
●毎日の習慣にする
毎日少しずつ片付けることで、家の中が徐々に整い、クリーンな環境が保たれます。
継続は改善につながります。
●シンプルな生活を意識する
物を減らすことは片付けを容易にします。
特に片付けが得意でない人は、不必要な物を増やさないようにしましょう。
新しい物を迎え入れるのは、理想とする生活が手に入ってからが良いでしょう。
●迷ったら思い切って処分
「いつか使うかも」と迷った物は、思い切って処分することをおすすめします。
不要な物を手放すことで、将来的に片付けがしやすくなります。
使わない物は、いざという時に見つからないことが多いですから。
●複雑な収納は避ける
部屋が整うまでは、複雑な収納方法を採用しないでください。
初めは単に「片付ける」ことに集中し、部屋がすっきりした後で、詳細な収納計画を考えましょう。
これらのポイントを実践すれば、片付けがスムーズに行えるようになります。
もし上手くいかなかった場合は、その理由を考え、問題を解決することで次は成功に近づけるでしょう。