部屋が散らかりがちで、片付けたいと思ってもなかなか手を付けられず、日々が過ぎてしまう。
気付くと1日が終わり、何も進めなかった自分にがっかりすることが多いです。
この状態をどうにかして打破し、片付けを進める方法はあるでしょうか?
ここでは、片付けに取り組むためのやる気を引き出す方法を紹介します。
どうすればやる気が出る?
自然にやる気が出る瞬間とは、以下のようなときではないでしょうか?
これらの活動は特に意識せずに楽しめますね。好きなことや楽しいことには自然とエネルギーが湧くからです。
一方で、片付けのように面倒だと感じることには、やる気が出にくいものです。
実は「やる気」は片付けには不要?
「やる気」がなければ片付けはできないのでしょうか?
答えは「いいえ」です。
実は、好きでない仕事でも、必要だと感じれば人はそれを行います。
例えば、仕事で好きではないタスクでも、それが求められていれば何とかして完了させます。
料理が得意でなくても家族のためなら料理します。
このように、片付けも「やらなければならないこと」と捉えれば、やる気がなくても進めることができます。
しかし、明確な締め切りがないとつい延ばしてしまいます。
ですから、具体的な期限を設定し、小さなステップで計画を立てることが重要です。
たとえば「○月×日までに玄関の靴箱を整理する」といった小さな目標を設けると良いでしょう。
大切な人を迎える準備方法は?
人々の行動は大きく「目的志向型」と「回避志向型」の二つに分けられます。
「目的志向型」は、具体的な目標や理想を持って積極的に行動するタイプです。
達成したいことや理想の状態を目指して努力します。
一方、「回避志向型」は、問題や不都合を避けるために行動します。
リスクや不安を避けたい、問題を解決したいという動機から行動を起こします。
どちらの動機で行動しますか?
例えば、自宅で小規模なビジネスを始めたい、人を招いて褒められたい場合は「目的志向型」です。
一方で、家族からの注意を避けたい、日常の探し物で時間を浪費したくない場合は「回避志向型」です。
どちらの動機も行動の原動力となりますが、ただ「いいな」と思っているだけでは実行に移しにくいものです。
目的志向型で行動する場合
「こうなりたい」という具体的な願望を持つことからスタートします。
漠然としていては動けません。
理想の状態を明確に描き、言葉にすることで片付けたくなるでしょう。
理想を紙に書き出したり、理想の部屋の写真を集めることでモチベーションを高めることができます。
回避志向型で行動する場合
もし尊敬する人や大切な人を自宅に招くと想像してみてください。
家の隅々まで見られたくないはずです。
特に大切な人が訪れる場合は、家をきれいに整えたくなるはずです。
突然の訪問やテレビの取材を想像して、常に見せられる状態を保つようにしましょう。
行動が最良の解決策です
片付けを始めるべきか迷っているあなたへ。
ただ悩んでいても状況は変わりません。
「行動しなければ成果は出ない」というのが、ここでの重要なポイントです。
非現実的なことを求めているわけではありません。長年溜まった不要なものを手放すだけのことです。
行動力をつけるためには、まずは小さな一歩から始めてみましょう。
毎日一つのゴミ袋に不用品を詰めるだけで、一か月で大量の不要物を片付けられます。
これにより空間が生まれ、物の整理もしやすくなるでしょう。
【まとめ】やる気を出そうとするより、先に行動を
「やる気が出ない」というのはよくある言い訳です。
実際、これは嫌なことから逃れたい時に使う典型的な言葉です。
やる気がなくても片付けは可能ですし、実際に行動を始めるとやる気が出てくることもあります。
成果を目の前にすると、モチベーションが自然と上がります。
完璧な状態で始めることは逆効果です。
片付けを「やらなければならない」と考え、具体的な目標を設定しましょう。
また、「絶対に避けたい」という想定も役立ちます。
大きな目標を設定するのではなく、小さなスタートから始めてください。
最初の成功体験が次のステップへと繋がり、自然と「やる気」が生まれるでしょう。