写真を整理する過程で、不要なものが見つかることがあります。
特に人物が写っている写真の処理には躊躇することもありますし、古いアルバムの中には剥がせない写真も存在します。
こうした写真を手際よく処分する方法やアルバム、フィルムの廃棄方法について説明します。
心地よく写真を処分する方法
風景のみの写真は比較的処分しやすいですが、人物が写った写真や人形が写っている写真の廃棄には抵抗があることが一般的です。
これは昔から「写真には魂が宿る」という考えが根強く残っているためです。
普通のゴミとして処分することも可能ですが、処理に抵抗がある場合は専門業者の利用も考えられます。
また、写真を寺や神社でお焚き上げしてもらう方法も存在します。
専門業者を利用した写真処理
書類や写真の専門的な処理を行うサービスは数多くありますが、写真を受け付けない業者も存在します。
専門業者を利用する際の手順は以下の通りです。
- ダンボールを用意して写真を梱包します。
- 業者のウェブサイトから申し込みを行い、指定された方法で写真を郵送します。
- 送料は自己負担になりますが、処理費用は無料で行われることが多いです。
【送付の手順】
- 処分したい写真をダンボールに入れて封をします。
- オンラインで申し込みフォームに必要事項を記入し、送信します。
- 荷物を郵送します。
- 処理が完了したら、完了証明がメールで届けられ、手続きが完了します。
お焚き上げ処理
お焚き上げは、写真や人形を感謝を込めて燃やし、天へ送り返す日本の伝統的な方法です。
この処理に興味がある場合、地元の寺や神社に事前に連絡を取り、お焚き上げの可否を確認後、持ち込みます。
ただし、最近では都市部でお焚き上げを行う場所が少なくなっています。
その他の写真処分方法
■通常のごみとしての処分
写真を普通のごみとして捨てる際は、内容が識別できないように手で裂いたり、シュレッダーで細断したりしてください。
そして、地方自治体のゴミ処理規定に従って処分してください。
■ゴミ処理施設への直接持ち込み
地域によっては、燃えるごみとして写真を直接ゴミ処理施設に持ち込むことが許可されています。
はがせない写真アルバムの廃棄方法
古いアルバムには、写真が台紙にしっかりと固着しており、簡単には剥がれないことがあります。
しかし、ドライヤーを使用すると、写真を台紙から剥がすことが可能になる場合があります。
ドライヤーを使った写真の剥がし方
- 写真が貼られているフィルムをゆっくりとめくります。
- ドライヤーを使って写真の表面に温風を当てます。
- 写真の端が少し浮き上がったら、爪楊枝やピンセットで慎重に持ち上げます。
- 写真の両端を掴み、ゆっくりと引き剥がします。
剥がれない写真アルバムの処分方法
ドライヤーを使っても写真が台紙から剥がせない場合は、アルバムをそのままごみとして処理します。
アルバムが他人に持ち去られることを防ぐため、紙で包んでガムテープでしっかりと封をしてから廃棄します。
写真やネガの処分のポイント
写真やネガを廃棄する際は、内容が分かる状態で処分しないよう細かく処理することが重要です。
また、ネガの廃棄方法は自治体によって異なりますので、処分前に確認が必要です。
自分で処理が困難な場合は、専門業者やお焚き上げサービスの利用も検討してみてください。
自分に合った方法で写真を心地よく処分しましょう。