福岡県で初めて新型コロナウイルスの感染者が確認されました。
その後、2人目の感染者も確認されたと発表がありました。
そこで、福岡県で確認された新型コロナウイルス感染者情報や、感染者の病院、感染経路、新型コロナウイルスの予防法等について調べましたので、ご紹介します。
Contents
福岡県初の新型コロナウイルス感染者を確認
福岡県福岡市中央区に住む、60代の無職の男性が、新型コロナウイルス感染していることが確認されたと発表がありました。(2020年2月20日午前11:10 福岡市役所より会見)
福岡市は20日、市内在住の60代の日本人男性が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表した。発熱や肺炎の症状で福岡県内の感染症指定医療機関に入院しているが、自分で食事は取れており、重症化はしていないという。九州での感染確認は初めて。
引用:Yahoo!JAPANニュースより
その後、男性と同居していた60代女性(妻)の新型コロナウイルス感染も確認されました。(2020年2月20日午後10:07福岡市役所より会見)
福岡市は20日、同市中央区の60代のパート女性が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたと発表した。この日、陽性であることが分かった男性の妻で、九州での感染確認は2人目。発熱や肺炎の症状で県内の感染症指定医療機関に入院しているが、妻は軽症という。
引用:西日本新聞より
※尚、同居している子供は「陰性」であることも分かっています。
市によると、同居している子どもは陰性という。
引用:西日本新聞より
感染した60代男性と妻の女性は、「福岡県内の感染症指定医療機関に入院している」と書かれていますが、どこの病院なのでしょうか?
福岡県初の新型コロナウイルス感染者の病院はどこ?
福岡県で初めて新型コロナウイルスに感染した60代男性と、2人目の感染者60代女性がいる病院を調査しましたので、ご紹介します。
厚生労働省のHPには、各都道府県に「第一種感染症指定医療機関」が掲載されていました。(第一種感染症指定医療機関掲載はこちらです)
福岡県では「独立行政法人国立病院機構 福岡東医療センター」が第一種感染症指定医療機関として掲載されていましたので、
新型コロナウイルス感染者の60代男性は、「独立行政法人国立病院機構 福岡東医療センター」にて治療を受けていると考えられます。
【独立行政法人国立病院機構 福岡東医療センター 住所】
〒811-3113 福岡県古賀市千鳥1丁目1−1
画像はこちらです。(グーグルマップより)

地図はこちらです。
※独立行政法人国立病院機構 福岡東医療センターHPはこちらです。
※独立行政法人国立病院機構 福岡東医療センターアクセスページはこちらです。
新型コロナウイルスに感染した2人患者の症状や行動歴はどうなのでしょうか?
福岡県福岡市 新型コロナウイルス感染者2人の症状や行動歴は?
福岡県福岡市で、新型コロナウイルスの感染が確認された2人の患者の症状や行動歴をご紹介します。(福岡県福岡市HPより)




女性は、マスク着用していたものの、職場で勤務していたので、感染が広がっている可能性があり、怖いですよね。
※患者についての詳細は、福岡県福岡市のHP(こちら)からご確認ください。
福岡県初の新型コロナウイルス感染者の感染経路は?
福岡県で初めて新型コロナウイルス感染者が確認されましたが、感染経路はどうなっているのでしょうか?
福岡市役所の会見によると、現時点での感染経路は調査中であり事実は分かっていないようです。
感染が拡大している中国を含め最近の海外渡航歴や国内旅行はなく、市は感染経路を調べている。
引用::Yahoo!JAPANニュースより
夫婦は中国を含め最近の海外渡航歴や国内旅行はなく、市は感染経路を調べている
引用:西日本新聞より
国内旅行も海外渡航も無い中で、なぜ感染したのでしょうか?
感染理由には「潜伏期間」や「症状が分かりづらいこと」が関係していると推測します。
具体的にご説明します。
そもそも、新型コロナウイルスはどのように感染するのでしょうか?
厚生労働省によると「飛沫感染」と「接触感染」の2つが考えられるそうです。
(1)飛沫感染
感染者の飛沫(くしゃみ、咳、つば など)と一緒にウイルスが放出され、他者がそのウイルスを口や鼻から吸い込んで感染します。
※主な感染場所:人が多く集まる場所
(2)接触感染
感染者がくしゃみや咳を手で押さえた後、その手で周りの物に触れるとウイルスが付きます。他者がその物を触るとウイルスが手に付着し、その手で口や鼻を触って粘膜から感染します。
※主な感染場所:電車やバスのつり革、ドアノブ、スイッチなど引用:厚生労働省HPより
また、新型コロナウイルスの潜伏期間は最大14日間になる可能性があると言われています(世界保健機関HPより)
【潜伏期間とは】
感染から病気の症状が出るまでの時間のことです。
つまり、新型コロナウイルスに感染していたとしても、症状が出るまでの14日間で、外出したりマスクを着用しなかったりする人がいる可能性があるということです。
そのような人たちから、飛沫感染や接触感染をすることは考えられます。
また、新型コロナウイルスに感染すると次のような症状が見られます。(Medical Note Noteより)
- 発熱(37.5℃以上)
- 喉の痛み
- 咳
- 痰
- 胸部不快感
このような肺炎症状が見られるケースが多いそうですが、これらの症状がほとんど出ない感染者も報告されているようです。
日本で新型コロナウイルス関連肺炎の診療をしている医師チームによると、新型コロナウイルス関連肺炎は、
- 通常の風邪症状から出現する
- 非常に強い倦怠感を訴える
- 発熱等の症状が長引く
ケースが多いそうです。
症状だけでは、普通の風邪とも捉えられ、新型コロナウイルスなのかどうかは判断しづらいですよね。
さらに、新型コロナウイルスの症状は、肺炎症状だけとも限らないため、診断の遅れにつながりやすく、感染を拡大する可能性もあるそうなのです。
中国メディアでは「診断の遅れ」や「感染拡大の可能性」の注意喚起もされているようです。
中国の国営メディア“華社通信”の報告によれば、新型コロナウイルス関連肺炎は典型的な肺炎症状だけでなく、下痢や吐き気などの消化器症状、頭痛、全身倦怠感といった一見肺炎とは関係ないような症状が現れることも多いとのことです。このため、診断の遅れにつながり、感染を拡大する可能性もあるとして注意喚起がなされています。
引用:Medical Note より
このように「潜伏期間が最大14日あること」や、症状がわかりづらく「診断の遅れ」や「感染の拡大」の可能性があることから、
初感染者の福岡県60代男性の感染について具体的に考えてみます。
①潜伏期間による感染例
新型コロナウイルス感染者が潜伏期間に外出
↓
飛沫感染や接触感染が起こる
↓
感染した人が気づかず潜伏期間に外出
↓
新たに飛沫感染や接触感染が起こる
これを繰り返したことで、新型コロナウイルス感染者から、福岡県の60代男性へと感染していったのではないでしょうか?
②診断の遅れによる感染例
新型コロナウイルス感染者が「風邪」と診断される
↓
風邪だからと外出・通勤・通学する
↓
飛沫感染や接触感染が起こる
↓
再検査で新型コロナウイルスと診断される
このような経緯で巡り巡って、福岡県の60代男性へと感染した可能性も考えられますよね。
このように考えると、今後も新型コロナウイルスの拡大は広がっていく一方だと推測されます。
では、新型コロナウイルスの感染はどのようにして防げるのでしょうか?
新型コロナウイルス感染予防法
今から実践できる新型コロナウイルス感染予防法をご紹介します。
- 頻繁に手を洗う
- 呼吸器衛生の実践
- 社会的距離を保つ
- 目・鼻・口に触れない
詳しく見ていきましょう。
頻繁に手を洗う
石鹸と水で頻繁に手を洗うか、アルコール消毒をします。
その結果、手にあるウイルスが除去されます。
呼吸器衛生の実践
咳やくしゃみをするとき、曲げた肘やティッシュで口と鼻を覆います。
その後、ティッシュをすぐに捨てアルコールを使った手でこするか石鹸と水できれいに洗います。
その結果、細菌やウイルスの拡散を防ぎます。
※手にくしゃみや咳をすると、触れた物や人を汚染する可能性があります。
社会的距離を保つ
自分と他人(特に咳・くしゃみをしている人、発熱している人等)の距離を少なくとも1メートル維持します。
その結果、ウイルスを吸い込むことを防げます。
目、鼻、口に触れない
手は、ウイルスが付着している表面に多く触れます。
そのため、ウイルスが付着した手で目・鼻・口に触れると、ウイルスが自分に移ってしまいます。
※詳細は、世界保健機関HPよりをご確認ください。
まとめ
福岡県で初めて新型コロナウイルスの感染者が確認され、続けて2人目も感染者が確認されましたので、
新型コロナウイルス感染者情報や、感染者の病院、感染経路、予防法等についてご紹介しました。
感染者の拡大しないことを願うばかりです。
